美容外科・形成外科・再生医療 京都 烏丸御池駅 徒歩1分 English

Dr.Jóia式PRPF®療法 - 国際的に評価を受ける当院オリジナルの再生医療

Regenerative Medicine 創傷治癒の仕組みを利用したオリジナル組織再生医療

PRPF療法

血小板Platetとは

血液を遠心分離すると赤血球や白血球などの血球成分とそれ以外の血漿成分に分けることができます。血小板は血漿成分に含まれる主な成分で、様々な種類のサイトカイン(細胞間伝達物質/成長因子など)を含んだコンテナーのようなもので、常に身体の中を巡回して傷んだ場所がないかパトロールしています。組織にダメージが見つかるといち早く凝集して複数のサイトカインを放出します。血小板は組織や細胞の損傷修復の最前線で最初に働く欠かせない成分なのです。PRPとはPlatelet Rich Plasma の略で血小板の濃度を高めた多血小板血漿のことを言います。

b-FGFとは

B-FGFとはbasic fibroblast growth factor =塩基性線維芽細胞増殖因子のことで、創傷治癒においては活性化マクロファージが主に産生する強力なサイトカインの一つです。

PRPFとは

             

傷が治るまでの免疫反応(創傷治癒機転)を利用した組織再生療法のこと。
身体に組織損傷が起こった時、いち早く血小板が凝集し、そこにマクロファージが来てb-FGFを放出すると、炎症反応と創傷治癒つまり組織再生が始まります。そして修復が終盤に来るとその反応は自然に終了し、組織再生(創傷治癒)は完了します。カサブタが剥がれると元の皮膚が再生されている経験はありますね。この本来人間が持っている自然の組織再生(創傷治癒)の仕組みを考えうる限り生理的に再現したのがPRPF療法なのです。PRPFは注入前は液体ですが、組織の不足する部位に注入すると瞬時にゲル化して局所に留まり、生理的反応が生じて約1ヶ月ほどで軟部組織(主に脂肪組織)を再生させることができるのです。
サイトカインの働きと免疫反応、創傷治癒機転への深い理解と旧再生医科学研究所及び公的機関との共同研究の末、考えうる限り生理的な条件で安全かつ理想的な組織再生を可能にしたPRPF療法は当院院長林寛子オリジナルプロトコールです。2010年より開始し、大きなトラブルも後遺症もなく現在では医学専門誌の執筆や国内外のシンポジウムや講演に招かれるなど国内外で高い評価を得ています。

Jóia Clinic Kyotoは、第二種及び第三種再生医療等提供計画番号を取得しています。
第二種再生医療 提供計画番号 PB5200002
第三種再生医療 製造施設番号FC5150004/提供計画番号PC5150029
幹細胞や血小板を用いる再生医療は、
厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会でその治療の妥当性・安全性・客観的評価・細胞加工管理体制が厳しく審査されます。
そこで適切と認められれば厚生労働省に治療計画を提出することができ、提供計画番号が交付されてはじめて治療を行うことが可能となります。
ジョイアクリニックは正式なプロセスを踏み厚生労働省に第二種及び第三種再生医療等提供計画を提出し、提供計画番号を取得した医療施設です。

また、当院院長は日本美容外科学会JSAPSの理事で再生医療等検討委員会委員長であり、美容医療における再生医療の安全な使用法と啓蒙の指導にあたっています。

林寛子(はやし ともこ)医師の講演・執筆歴(PRPF関連のみ)はこちら

Feature 脂肪注入との比較 PRPF療法の優れた特徴と驚くべき効果

症例一覧

Validity 有効性が確認されている効果・適応

老化による顔面の窪みやボリューム減少の改善

目の下のクマ・凹み、ゴルゴライン、ほうれい線、マリオネットライン、コケている頬、こめかみや前額部の痩せて骨ばったライン、瞼のくぼみ

外傷や術後、先天的原因による凹凸の改善

顔面だけでなく腹部や腕、脚など身体のどの部分でも治療が可能です。怪我や手術の後、ボディーラインに陥凹が残っている部位へ治療が可能です。
例)乳房再建や顔面の手術後の修正、口唇口蓋裂の修正など。

首のシワ

最も年齢が隠せない首のシワには非常に良い適応です。現時点ではPRPF以外に首のシワを消す治療はないと言っても過言ではありません。

手の甲のシワや血管浮きの改善

年齢の隠せない手の甲もふっくらとさせることができます。

肥厚性瘢痕(ケロイド)や火傷痕の皮膚の改善

交通事故や手術後の盛り上がった瘢痕皮膚や火傷後の瘢痕などダメージを強く受けた皮膚に細かく注入することによりコラーゲンやエラスチンなどの真皮の構成成分が再生し、瘢痕が柔らかくなり皮膚を正常化させることができます。

Flow PRPF療法の治療の流れ

1

問診および術前採血

医師が治療の特徴や期待できる効果、リスクなどを説明します。医師が適応と判断した場合は治療へと進みます。血小板の量には個人差が大きいため術前の血液検査で血小板量をチェックさせていただきます。貧血が認められる方は貧血の治療が優先される場合があります。

2

施術 / 注入 〜 注入後

医師と注入希望部位と範囲を確認し、塗布麻酔を行います。同時に注入に必要な血液量を採取し遠心分離にかけPRPを精製します。ここにb-FGFを至適濃度で添加し、PRPFを精製し、塗布麻酔が浸透した後に注入に移ります。
刺入時に痛みはありませんが、注入時に鈍痛があります。痛みは5分程度で消失します。血液採取から塗布麻酔、治療終了まで約1時間~1時間半です。
腫れは生じますが、痛みはありません。目の下は他部位より腫れが目立ちやすい傾向にあります。メークや洗顔、洗髪など日常生活は当日より可能です。*若干の内出血を来すことがありますので、当日の長風呂や激しい運動、アルコール摂取はお控えください。

3

術後2週間目

腫れは1週間で約8割消失します。腫れが引いた2週間目にご来院頂き注入量が適切であったかどうかを確認します。

4

術後1ヶ月目

この時点でPRPFは完全に脂肪組織へと再生され、注入部位との境目もわからなくなり自然な状態になっています。この先急に増減することはありません。この状態が当院の統計では平均約4年持続します。

Reason PRPF療法が安全な理由

1

塩化カルシウムを使用していない。

             

血小板を活性化させるために添加されることが多い塩化カルシウムですが、皮下に注入すると炎症やしこりを作る危険があります。
製品の添付文書では血管外に入ると硬結、壊死を生じる恐れがあると注意喚起されている危険な成分です。
PRPF療法では塩化カルシウムは使用しません。

2

治療の間隔を十分に空けている

PRPF療法は人体に備わっている傷を治す免疫反応(=創傷治癒機転)を生理的に利用して組織再生をさせている再生医療です。
身体はケガやストレスを記憶する性質があります。何度も同じ場所を打つとたんこぶが出来たり、同じ場所を繰り返し傷つけると治りにくくなったり盛り上がってしまいます。
同じ場所へ数ヶ月おきに何度もPRPFを注入すると過剰反応してしまう恐れがありますので、同じ場所へのPRPF療法は1年間のインターバルをおくことを原則としています。
身体の記憶が十分に薄れてから行うことは再生医療にはとても大切なポイントだと考えています。

3

異物が入っている部位へは行わない

PRPF療法は人体に備わっている傷を治す免疫反応(=創傷治癒機転)を生理的に利用して組織再生をさせている再生医療です。
スレッドリフトの糸、シリコンプロテーゼなど人体には存在していないものを異物と言いますが、それに対して免疫反応が攻撃する可能性がありますので、異物のある周囲にはPRPFの注入は行いません。

4

白血球を入れないPRPを使用している

PRPを精製するときに白血球を多く含む部分を入れる施設が多いのですが、白血球は炎症性サイトカインを産生してしまい、治療後に発赤や熱感を引き起こしてしまいます。また治療後にアレルギーを生じることもあります。
以前、W-PRPという名称でわざと白血球を多く入れる方法を行なっていた施設がありますが、このような危険なトラブルが多く生じていました(今でもされている施設があるかもしれません)。
PRPF療法では白血球を含まないPRPを使用しますので、発赤やアレルギー症状を生じる危険はありません。

5

B-FGFの添加量が適切である

             

B-FGF(線維芽細胞増殖因子)はスーパースターのサイトカインですので、その添加量が大変重要です。旧再生医科学研究所及び公的機関との共同研究結果より、PRP1ccに対してb-FGFを10μgという量が適正であることを院長自ら割り出しました。
また、PRPの濃度も1μl当たり100万~200万という濃度が最も効果があることも研究の結果割り出すことに成功しました。つまり、人体の創傷治癒という免疫反応の濃度に限りなく近づけた生理的添加量なのです。

6

経験豊富で顔面の立体解剖を熟知したドクターが行なっている

単なる注入物ではなく、再生医療であるPRPF療法は、一回の治療の効果は平均4年以上持続します。目の下はほぼ半永久的に効果が持続します。フェイスリフトや下眼瞼のHamra法などの美容外科手術を数多くこなし、顔面の立体解剖を熟知した形成外科専門医の資格を持つ美容外科医だからこそできる治療だと考えています。たった一回の効果が驚くほど高い治療だからこそ、PRPF療法研究会では経験と技術を持ち、人として誠実なドクターを選んでご指導しております。

7

必ず1ヶ月以内に全例フォローアップしている

もし注入量が多過ぎたり希望にそぐわないボリュームが出てしまった場合、1ヶ月以内であればステロイドの注射でボリュームを減らすことが可能ですので心配は要りません(センスあるドクターの元で行えばほぼありませんが)。必ず2週間目に全例フォローすることを原則としています。2013年のPRPF療法研究会発足以来、問題となるような後遺症や副作用(しこりや発赤が持続するなど)を認めておりません。

PRPF療法研究会を主宰しています

公式サイトはこちら

2013年に院長林寛子はPRPF療法研究会を立ち上げ、毎年再生医療に関する講演会とワークショップを開催し、
さらに2ヶ月毎にオンラインでの症例相談会を主宰しています。

この研究会は形成外科専門医を持つ美容外科医と基礎研究分野の共同研究者とで構成されています。
会員相互の技術向上に努めるだけでなく、学術データの構築(臨床症例・エビデンスの蓄積)を継続的に行うことで
この治療の理解や知識を深め、より安心安全な精度の高いPRPF療法の継続を目的とし、
学会発表や論文投稿で国内外へ正しくPRPF療法を啓発し広めることを目的としています。

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