左前腕ケロイド切除術
中学生時のツベルクリン接種痕からのケロイドの患者様です。高校生時に切除術のみ受けられましたが、まもなくケロイドは再発、次第にケロイドが拡大し痛みが増して来たため、根治目的に当院へ来院されました。 ケロイドを単純に切除するには横幅が広過ぎましたので、皮弁デザインを駆使して歪みや緊張のない創に仕上げました。 術後電子線照射20Gy、コルセットによる肘関節固定3ヶ月施行しています。 現在術後8年が経過していますが、再発は認められません。 ケロイドの術後は少なくとも3年以上経過観察が必要と考えておりますので、長いお付き合いになります。