口唇瘢痕
口唇縁の拘縮(ひきつれ)は開口時の違和感があり、化粧で隠せないため精神的に辛いものとなります。
口唇縁の拘縮(ひきつれ)は開口時の違和感があり、化粧で隠せないため精神的に辛いものとなります。
このような厚みがある黒あざはレーザーの効果は期待できません。 単純に一期的に切除が困難な部位だったため、眼瞼の形状に歪みが来ないギリギリの範囲で分割切除を2回行い、 最後に僅かに残った黒あざをドライアイスを用いた冷凍凝固術という方法で色を抜きました。 このような症例は、一期的に切除して植皮をする方法より、少しずつ切除する方が形態を温存でき、長期的に良い結果となります。
中学生時のツベルクリン接種痕からのケロイドの患者様です。高校生時に切除術のみ受けられましたが、まもなくケロイドは再発、次第にケロイドが拡大し痛みが増して来たため、根治目的に当院へ来院されました。 ケロイドを単純に切除するには横幅が広過ぎましたので、皮弁デザインを駆使して歪みや緊張のない創に仕上げました。 術後電子線照射20Gy、コルセットによる肘関節固定3ヶ月施行しています。 現在術後8年が経過していますが、再発は認められません。 ケロイドの術後は少なくとも3年以上経過観察が必要と考えておりますので、長いお付き合いになります。
熱い油によるⅢ度熱傷後7か月初診時 右頬から顎に至る厚い肥厚性瘢痕と拘縮(引きつれ)により右下眼瞼が下方へ引っ張られています。 *Ⅲ度は皮下組織まで傷害が及ぶレベルの熱傷です。
前額部の交通事故による傷あとの患者様です。 救急病院での太い縫合糸を早めに抜去し、 テーピングを指導しましたが眉毛の段差と 皮膚の段差が残りましたので手術を行いました。 術後は眉のラインも皮膚の段差も綺麗に修復されています。
1回目の手術から約2年経過 大きく開口した際に突っ張り感が生じて来ている。成長とともに正常の皮膚は自然と伸びるが、 火傷した部位の皮膚は伸縮性が悪く硬いため、伸びにくいことが原因。 初回手術から3年目 正常皮膚と火傷だった皮膚の境目の引きつれ(拘縮)を改善させるために手術を計画。 術後1年2ヶ月 開口時の引きつれ(拘縮)は解消している。上口唇も滑らかで柔らかい質感になっている。 正常皮膚と熱傷皮膚の色調の差が目立つ。
耳介のピアスホールが化膿をくり返し、ケロイド化してしまった例です。 軟骨の損傷も丁寧に修復し、皮膚を慎重に残し、耳介の形状が損なわないよう細心の注意を払って手術を行います。
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