;)
瘢痕拘縮形成術
1回目の手術から約2年経過 大きく開口した際に突っ張り感が生じて来ている。成長とともに正常の皮膚は自然と伸びるが、 火傷した部位の皮膚は伸縮性が悪く硬いため、伸びにくいことが原因。 初回手術から3年目 正常皮膚と火傷だった皮膚の境目の引きつれ(拘縮)を改善させるために手術を計画。 術後1年2ヶ月 開口時の引きつれ(拘縮)は解消している。上口唇も滑らかで柔らかい質感になっている。 正常皮膚と熱傷皮膚の色調の差が目立つ。
1回目の手術から約2年経過 大きく開口した際に突っ張り感が生じて来ている。成長とともに正常の皮膚は自然と伸びるが、 火傷した部位の皮膚は伸縮性が悪く硬いため、伸びにくいことが原因。 初回手術から3年目 正常皮膚と火傷だった皮膚の境目の引きつれ(拘縮)を改善させるために手術を計画。 術後1年2ヶ月 開口時の引きつれ(拘縮)は解消している。上口唇も滑らかで柔らかい質感になっている。 正常皮膚と熱傷皮膚の色調の差が目立つ。
耳介のピアスホールが化膿をくり返し、ケロイド化してしまった例です。 軟骨の損傷も丁寧に修復し、皮膚を慎重に残し、耳介の形状が損なわないよう細心の注意を払って手術を行います。
熱傷後の広範囲重症のケロイドの患者さんです。総合病院の形成外科で軟膏処方のみで経過観察されていました。 拘縮(ひきつれ)が酷いので背筋を伸ばすことができず、成長にも深刻な影響を及ぼしてしまいます。 •連続Z形成術 • 5-flap を組み合わせて手術デザインを工夫し、ひきつれを解除しました。さすがに皮弁だけで皮膚の欠損はカバーし切らなかったので、側胸部から取った小さな植皮を追加しています。 術後、ひきつれ(拘縮)が再発しないために接着スプリントによる圧迫とコルセットによる固定を3ヶ月以上行いました。これは後療法と言って、結果の半分を決めるほど大切なことです。 手術時は5歳児だった患者さんはもう小学生高学年になりました。今のところ背筋をピンと伸ばしてもひきつれることはなく経過しています。 このように重症の火傷によるケロイドも適切なデザインによる形成外科手術と丁寧な後療法でここまで改善することができます。 ケロイドや傷痕治療は後療法が3ヶ月続くので、一緒に山を登る気持ちで励ましながら治療にあたっています。良く頑張ってくれた患者さんに拍手です!
重症の耳介ケロイドの方です。軟骨は血流がないので感染に弱く、トラブルになりやすい部位です。 左側(反対側)の耳の形をトレースし、注意深くデザインを行い、変形した軟骨を再建し耳の形を保つことに成功しました。 放射線治療も併せて行ったため再発なく経過しています。
カレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|