切らないリフトアップとして人気のHIFUについて徹底解説します!
目次
・HIFUとは?
・HIFUがむいている方
・受けられない方
・効果の持続期間
・ダウンタイム
目次
・HIFUとは?
皮膚の表面やほかの組織にダメージを及ぼすことなく、真皮+真皮深層~結合繊+SMAS筋膜の3層へ均一に熱作用を及ぼすことで、メスを使うことなくフェイスリフトを可能にした画期的なたるみ治療器です。従来のレーザーや光治療(フォト治療)や高周波RFでは真皮までは届いてもその下にあるSMAS筋膜までは届きませんでした。
*SMAS筋膜とは:顔(両頬部)の皮膚と表情筋との間に存在する脂肪と筋膜とが一体になった組織で、顔の皮膚を下から支えていますが、加齢とともに緩み、重力で下がり、やがて皮膚を支えることができなくなります。
HIFUは肌のたるみに深く関わる真皮深層やSMAS筋膜に焦点を集中させ高密度に超音波を照射します。熱を加えることで、真皮深層とSMAS筋膜は65~75℃の温度まで上昇し、凝固します。熱凝固により筋膜が縮むことで、直後からフェイスラインは引き締まり、リフトアップ、小顔効果が実感できます。お肉を焼くと、体積が小さくなるのと同じ原理です。また、筋膜が縮むだけでなく、脂肪細胞にも作用し、結果的に顔に脂肪を減少させます。
その後約3か月かけて新しいコラーゲンが生成・再構築され、肌の張りやリフトアップ効果が得られます。
・HIFUがむいている方
・たるみが気になる
・小顔になりたい
・顔の脂肪が気になる
・ほうれい線やマリオネットラインが年々深くなってきた
・受けられない方
HIFUは超音波を照射し、熱を加えるという性質上、施術できない場合があります。また何らかのトラブルが起こる可能性があるため、必ず医師に相談しましょう。
- ペースメーカーや除細動器の使用
- 照射部位に金属や金の糸、シリコン、プレートなど異物のある方
- 糖尿病や心臓病、ケロイド体質の方、抗がん剤治療中の方
- 照射部位に皮膚疾患のある方(ニキビは除く)
- 妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある方
- 日焼けしてまだ赤みが残っている方
・効果の持続期間
ほかの美容治療機器と同じく、HIFUの効果は永久に続くわけではありません。効果のピークは3か月で、その後徐々に落ちていきます。年齢やたるみの程度に応じて定期的な治療をおすすめします。
また、ボルニューマーとの併用により、より高い効果と持続期間が期待できます。
・ダウンタイム 副作用・リスク
ダウンタイム
真皮の深層とSMAS筋膜を熱で凝固させるため、直後は表面が少し赤みを持ちますが、心配はいりません。人によっては赤く火照った感じが続く場合があります。全ての人に表れるわけではありませんが、肌の調子が悪かったり肌が敏感である場合には症状が現れやすくなります。これは一過性の反応で、冷やすことで症状は治まります。施術後すぐにお化粧は可能です。
副作用・リスク
部分的に痛みが固定する、感覚が少し鈍い部分が出る、等の症状が報告されています。特に前額部やこめかみなど皮膚の薄い部分で起こることがまれにあるようです。そのような報告は医療施設ではほとんどありません。HIFUにはクリニックなどの医療施設で行われる医療用HIFUのほかに、エステサロンで行われているエステHIFUがあります。原理は同じですが、医療用HIFUは資格を持った医師や看護師が実施するのに対し、エステHIFUはエステティシャンが行います。また、エステサロンは医療施設ではないため、もし副作用や何らかの問題が出た場合、素早く適切な対応ができず、トラブルに発展する場合もありますので医療施設でしっかり医師に相談した上で施術することをおすすめします。