ハムラ式下眼瞼形成手術
- 向いているタイプ
下瞼が弛んで袋状に膨らみ(突出)のある方。
(反対に窪んで凹みが目立つ場合は再生医療のPRPF療法をおすすめしています。)
- 施術の詳細
下まぶたの皮膚とそれを半円状に支える眼輪筋(がんりんきん)という筋肉が老化で緩むと、 その奥にある眼窩脂肪(=眼球を守るように包んでいる薄い被膜に包まれた脂肪組織)が重力で下方に移動してきます。 眼窩脂肪を包む被膜(眼窩隔膜)は眼窩骨縁に固定されていて、そこでくびれを生じるため下垂した脂肪組織が袋状に突出して見える場合があります。これを「目袋(めぶくろ)」とも呼びます。 下眼瞼の老化の症状は眼窩骨と眼球の位置関係、眼窩脂肪の量により個人差が非常にありますので全例にこの手術が適応になるとは限りません。 「目袋」として眼窩脂肪の膨らみ(突出)の目立つケースが最も良い適応になります。 手術は眼窩脂肪を包む眼窩隔膜と眼窩骨縁の付着部を切り離し、眼窩脂肪を均一に平らに慣らし、必要なら少し脂肪を切除します。くびれが平らになったことを確認後、眼輪筋を引き締め外眼角の靭帯と骨膜に固定し、少量の皮膚を切除します。 軽症の場合は眼輪筋を引き締めるだけでも改善します。
- ダウンタイム・術後経過
比較的腫れやすい手術です。術後1週間のシート固定(これにより皮下出血と皺の予防になります) ダウンタイムは約2週間です。
- 副反応・リスク
腫れ・皮下出血・痛み・外反・突っ張り感 など