「ペプチド」「レチノール」「セラミド」「ヒアルロン酸」など、何かよくわからないけど良い成分っぽい。とりあえずSNSやインフルエンサーがおすすめのスキンケアコスメや基礎化粧品を使ってるけど自分に合っているかわからない。そんな方に向けて、医師がおすすめのスキンケアコスメとともに、主な美容成分を5回に分けて徹底解説します。
目次
・保湿系成分とは?
・働き1「水分をたっぷり抱え込み、肌表面にうるおいの膜を作る」
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- アミノ酸(ペプチド)
・働き2「肌のバリア機能を強化し、水分保持力を高める」
- セラミド
・働き3「うるおいにフタをする」
- ワセリン
- ホホバオイル
・保湿成分は複数取り入れて効果をあげよう
目次
・保湿系成分とは?
美肌には欠かせないのが保湿成分。3大保湿成分として知られている「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「セラミド」だけでなく、「アミノ酸」「ワセリン」などもありますね。保湿成分といえど、ビタミン成分と同じように効能や特徴が違います。保湿成分の主な働きについて参考に、上手に保湿成分を取り入れて美肌を手に入れましょう!
・保湿成分の働き1「水分をたっぷり抱え込み、肌表面にうるおいの膜を作る」
コラーゲン
コラーゲンはもともと、肌を作るタンパク質として体に存在している成分です。分子が大きく、肌表面に保護膜を作ります。分子が大きいため、浸透しにくいという面もありますが、化粧品には「加水分解コラーゲン」として、分子を小さくし肌なじみをよくした成分が使用されていますね。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は有名な水分保持力が高い(なんと1gで6Lの水分を保持!)保湿成分ですよね。また、年齢とともに、減少していくことでも有名です。ヒアルロン酸が減少することで乾燥しやすく、シワなどの原因になります。コラーゲン同様、分子が大きいため肌の上に留まり、水分を肌に与えて乾燥から守ります。
アミノ酸(ペプチド)
アミノ酸はもともと角層細胞の中に存在し、水分を捕まえて離さないようにしている保湿因子「NMF」の主成分です。NMFとセラミドが十分にあり、皮脂も適度にあるのが理想的な美肌ですね。ペプチドもアミノ酸の一種で、数個〜数十個つながったものになります。ちなみに、100個以上のアミノ酸がつながっているものをタンパク質といいますよ。
おすすめのペプチド配合スキンケアコスメ
Revison(リビジョン)シリーズ
ペプチド配合のスキンケアコスメといえば、リビジョン。リビジョンといえば、ペプチド。アンチエイジングに最適の院長お気に入りスキンケアコスメです。リビジョンはペプチドの有効性にいち早く着目し研究をしており、20種類以上のペプチド成分の特許を持っています。また、高濃度ビタミンC美容液(こちらも特許あり)なども備えているトップレベルのスキンケアコスメです。
・保湿成分の働き2「肌のバリア機能を強化し、水分保持力を高める」
セラミド
セラミドは肌のバリア機能を強化してくれる保湿成分。もともと角質層内に存在する成分で、不足すると肌が敏感になります。敏感肌の方や、肌荒れがなかなか治らない人にこそ補って欲しい成分になります。
おすすめのセラミド配合キンケアコスメ
ZOSKIN(ゼオスキン)RCクリーム
人気すぎて入荷待ち続出のRCクリーム。レチノール配合でシワ改善に役立ち、セラミド配合なので水分保持力を高め潤いとハリのある肌へ導きます。重くないテクスチャーで肌なじみが良く、エアレスポンプにため清潔に保つことのできるおすすめのクリームです。
・保湿成分の働き3「うるおいにフタをする」
ワセリン
誰もが聞いたことがあるワセリンは、肌の表面を覆うことで水分の蒸発を防ぎ、うるおいを閉じ込める油性の保湿成分。安全性の高い成分の1つです。注意したいことは、ワセリンはうるおいを与える成分ではないということ。あくまでもうるおいにせフタをし、保湿できる成分です。ワセリン単独で使用しても、直接的に保湿力が上がらないことを覚えておくと便利です。
おすすめのワセリン
プロペト
医療機関で使われることの多い「白色ワセリン」。低刺激なので、肌荒れに困っている方や敏感肌の方におすすめのワセリンです。
アルガンオイル
アルガンオイルは、皮膚への浸透性が高い油性の保湿成分。お肌の水分蒸発を防ぐフタの役割を果たしてくれます。非常に伸びが良く、マッサージ用のオイルやヘアケア用品としても使用できる万能オイルですね。
おすすめのアルガンオイル
顔だけでなく、体や髪の毛まで全身に使える優れものです。医療機関専用のモロッコ産の高品質アルガンオイルなのでおすすめ。特に肌に必須の抗酸化成分γ-トコフェロール(ビタミンえ)が豊富に含まれるのはアルガンオイルの大きな特徴であり最大のメリットです。砂漠の強い日差しから肌を守るモロッコの知恵ですね。あまり知られていないことですが体内ではα-トコフェロールが主体ですが、何故か皮膚だけはγ(ガンマ)の方が主体です。
・まとめ「保湿成分は複数取り入れて効果をあげよう」
保湿成分には主に働き方が3つあり、種類によって変わってきます。1種類の保湿成分だけでなく、複数取り入れることで保湿力がグンと上がりますよ。
例えば、「うるおいを与えるペプチド配合の美容液 → セラミド配合のクリーム → アルガンオイルやワセリンなどでフタをする」といったスキンケア方法がおすすめです。
当院では、複数の保湿成分を使用したドクターズコスメを扱っております。
乾燥や肌荒れが気になる方はぜひ、美容皮膚科までご相談ください。