PRPF療法はなぜ安心なのか?
〜15年の歴史と実績
PRPF療法研究会ではワークショップを毎年開催しています(主催 林寛子会長/ 場所Jóia Clinic Kyoto)
PRPとはplatelet rich plasma = 多血小板血漿のことで、自分自身の血小板を濃縮したものです。このPRPにb-FGFという高性能の成長因子を添加すると非常に効果が高まることがわかっています。その一方で、b-FGFの安全性への懸念やシコリができるなどという意見も見受けられる治療でもあります。(参照:今話題のPRP注入法は本当にいいの?
実際、PRP療法と聞いても詳しく分からない方も多いと思います。院長オリジナル、Dr.Jóia式PRPF療法との違いも詳しく解説していきます。
まず、こんな方にDr.Jóia式PRPF療法がおすすめ
・目の下のクマやたるみが気になる
・こめかみやおでこにボリュームが欲しい
・頬やゴルゴラインのコケた印象を改善したい
・小ジワや首のシワをなくしたい
・目の上の窪み(sunken eye)が気になる
・ほうれい線が気になる
・アトピー肌を改善したい(肌質改善)
・自然な仕上がりが欲しい
・長期的な効果が欲しい(約4年は持ちます)
Dr.Jóia式PRPFは、ヒアルロン酸注入や脂肪注入を検討している方におすすめできる治療といえます。また、繊細な注入が可能なのでヒアルロン酸や脂肪注入では凸凹が出てしまうような目の周りや首のシワなど皮膚の薄い部分や微妙な陰影を改善することができます。
こんな方にはPRP療法がおすすめ
・薄毛が気になる
・小ジワを改善したい
・肌全体のくすみが気になる
・肌にハリをもたらしたい
・1ランク上のアンチエイジングがしたい
PRP単体でも効果はありますが、コラーゲンや幹細胞系の成分とのコラボレーションで更に効果を高めることができます。当院では昨年からMPガン(メソガン)注入機を導入しています。MPガンは痛みなく確実に真皮内に注入することができる最先端のメソガンです。(水光注射のような漏れがありません)
「老化した肌自体の再生」や「硬くなった頭皮の再生」を望まれる方に適しています。
PRP(多血小板血漿)ってなに?
PRP療法(多血小板血漿療法)とは、名前の通り血液から抽出した血小板の多く含まれた血漿成分を注入する再生医療です。血小板の持つ自然治癒力を活用し、組織の修復を促すことで、小ジワや肌質改善など「肌の再生」、海外では特に育毛や発毛などの「頭皮の再生」に使用されています。また、整形外科領域では肘や膝の痛み、軟骨や靱帯の再生目的に使用されています。自己血液を使用するため、比較的安全に行える療法として近年盛んに行われるようになりました。
Dr.Jóia式PRPF療法とは?
当院オリジナルのDr.Jóia式PRPF療法は、PRP療法の応用編のように聞こえますが、実はその用途は全く別のものです。
PRP単体の効果は実はとてもマイルドで皮膚自体の若返りは可能ですが、ボリュームを出すことは不可能です。
PRPF は、皮下に注入すると1ヶ月後に脂肪組織を再生することができ、注入した量とほぼ等量の脂肪が再生できます。つまり、ヒアルロン酸や脂肪注入のように、欲しい部位に欲しい量の自己脂肪を再生でき、さらに再生した脂肪は吸収されないので半永久的にボリュームアップが可能になったのです。
b-FGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)を用いる治療は皮膚潰瘍の治療として高い効果が知られています。しかし、b-FGFという成長因子はスーパーカーのような桁違いの性能を持った車のようなもので、その使い方を間違うとトラブルになる難しいサイトカインです。美容領域ではしこりができる・発赤が続くなどのトラブルも多く報告されてきました。
院長は13年前から旧再生医科学研究所にて共同研究を開始し、ついにPRPとb-FGFの相乗効果と安全性を併せ持つ生理的なプロトコールを確立するに至りました。その研究でPRPとb-FGFをある濃度で皮下に注入すると1ヶ月後に脂肪組織を再生することが証明できたのです。しかも、至適濃度に調整したプロトコールで行うと、注入した量とほぼ等量の脂肪が再生できます。しかも注入時は液体なので極細の針で繊細な部位にも注入が可能です。脂肪注入やヒアルロン酸よりも圧倒的に優れたこの再生医療をPRPF療法と名付けました。
PRPF療法は高度な注入技術と深い再生医療への理解から生まれた院長オリジナルのプロトコールで2010年に開始されてから数百例の症例を積み重ね、これまで大きなトラブルや後遺症もありません。現在では国際的な評価を受けている当院の代表的な治療法と言えるでしょう。
*PRPを用いる全ての治療は2014年に施行された「再生医療等の安全性確保等に関する法律」の第三種に組み込まれ、PRPを扱うクリニックは厚生労働省に届け出が義務付けられています。当院は近畿地区で4番目(美容医療では初)に正式に施設/製造番号を取得しています。
Dr.Jóia式PRPF療法が安全な理由
単純にPRPにb-FGF(線維芽細胞増殖因子:成長因子の一つ)を加えればPRPF療法と言える訳ではありません。
安全な理由その① 塩化カルシウムを使用していない。
安全な理由その② 治療の間隔を十分に空けている
安全な理由その③ 異物が入っている部位へは行わない
安全な理由その④ 白血球を入れないPRPを使用している
安全な理由その⑤ b-FGFの添加量が適切である
安全な理由その⑥ 経験豊富で顔面の立体解剖を熟知したドクターが行なっている
安全な理由その⑦ 必ず1ヶ月以内に全例フォローアップしている